赤ちゃんとアラキドン酸
アラキドン酸はARAとも呼ばれ、ドコサヘキサエン酸であるDHAともに脳の成長を促す成分として注目を集めています。
また、情緒の安定など精神面の成長にもアラキドン酸がカギになっているとされます。
近年赤ちゃんの摂取が促されている成分です。
通常アラキドン酸は、母親が作り出す母乳から摂取します。
母乳には豊富な不飽和脂肪酸が含まれており、意外とカロリーもあるのです。
赤ちゃんは生まれてからたった数ヶ月で、生まれてきたときの体重から倍増します。
これは豊富な栄養素がたっぷり詰まった母乳を飲んでいるからです。
3歳までに大人の脳の約90パーセントに至るまで、脳が形成されていくのです。
早期の断乳は行わず、与えられるだけ与えることが必要とも言われています。
近年長い期間の授乳が推奨されるようになった背景には、健康の維持はもちろんのこと、アラキドン酸の存在もあるためです。
しかし母乳育児がもしも困難な場合はどうするべきなのでしょうか。
必要成分をきちんと補うために、計算された「粉ミルク」の存在が育児をサポートします。
アラキドン酸への需要の高まりから、確実に成分を与えられるように成分を配合している粉ミルクも登場しています。
母乳でも粉ミルクでも、赤ちゃんがアラキドン酸を摂取できるように配慮しましょう。